不動産クラウドファンディングの運用期間で儲かるのは短期と長期どっち?

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不動産クラウドファンディングを始める際に気になるが運用期間ですね。

長期と短期では、どっちが儲かるのか断定はできませんが、個人的な経験から振込手数料や償還日までにかかる日数等を考えて数字と投資効率だけで言ってしまえば、長期す。

ただし、長期になるほどリスクが大きくなるのでメリット・デメリットも併せて確認していきましょう。

ちなみに、不動産クラウドファンディングの運用期間の短期、中・長期は

  • 短期:6か月未満
  • 中期:6ヶ月~1年
  • 長期:1年以上

明確な決まりはありませんが、おおよその期間は上記のようになります。

不動産クラウドファンディングの運用期間を比較

そもそも、不動産クラウドファンディングは平均的にどれぐらいの期間で運用しているのかを、過去の実績から比較してみましょう。

事業者名最短最長平均運用期間
TSON FUNDING
(ティーソン)
3ヶ月36ヶ月11.4ヶ月
COZUCHI
(コヅチ)
2ヶ月84ヶ月12.1ヶ月
TECROWD
(テクラウド)
3ヶ月121ヶ月20.3ヶ月
TOMOTAQU
(トモタク)
4ヶ月36ヶ月9.8ヵ月
利回り不動産6ヶ月12ヶ月8.5ヶ月
CREAL
(クリアル)
3ヶ月84ヶ月15.4ヶ月
FUNDROP
(ファンドロップ)
3ヶ月12ヶ月9ヵ月
トラ子
トラ子

各社とも短期で3か月ほどで、平均的には12か月程度が多くなっています。

ただし、この期間はあくまでもファンド運用期間の日数です。

 

不動産クラファンの想定利回りは、このファンド運用期間にしか付きません。

 

つまり、

  • 投資金額を入金した日~運用開始日までの日数
  • 運用期間終了から元本償還日まで日数

が含まれておらず、上記の期間は長期も短期も同じ日数がかかります。

ですので、短期だと分配金が付かない割合が多くなるので投資効率が悪くなります。

運用終了日から償還日までの日数を比較

上述した通り運用期間も重要ですが、運用終了日から償還日までの日数も重要です。

運用期間以外は無利息で運営企業に預けているだけになります。

下記は、各社の過去ファンドより償還日までの日数を調べた表です。

事業者名運用終了日から償還日までの日数関連ページ
TSON FUNDING
(ティーソン)
2か月後
運用終了日から償還日まで日割りで分配金が付く)
口コミ・評判
COZUCHI
(コヅチ)
1か月後口コミ・評判
TECROWD
(テクラウド)
1か月後口コミ・評判
TOMOTAQU
(トモタク)
2か月後口コミ・評判
利回り不動産20日後口コミ・評判
CREAL
(クリアル)
2か月後口コミ・評判
FUNDROP
(ファンドロップ)
10日後口コミ・評判
ASSECLI
(アセクリ)
7日後
victory fund
(ヴィクトリーファンド)
記載なし
bitREALTY
(ビットリアルティ)
4日~7日後
Rimple
(リンプル)
1か月後
property+
(プロパティプラス)
16日~18日後
プレファン2か月後
大家どっとこむ20日後
ちょこっと不動産2週間~1か月後
利回りくん25日後
GALA FUNDING
(ガーラファンディング)
10日~20日後
FANTAS funding
(ファンタスファンディング)
20日後
SOLS
(ソルス)
2か月後
えんfunding1か月後
B-Den
(ビデン)
記載なし
わかちあいファンド記載なし
&FUND
(旧みんなで資産運用)
記載なし
DARWIN funding
(ダーウィンファンディング)
25日後
Joint α
(ジョイントアルファ)
記載なし
BATSUNAGU
(バツナグ)
※公式画像上では運用終了日
汐留ファンディング
(しおどめ)
1か月後
不動産BANK2か月後
確認

※各社の過去数ファンドを調べた情報のため、ファンドによっては償還日までの日数が異なる可能性があります。

※記載なしと表にある事業者は契約成立前書面に掲載または、会員登録者・出資者のみが見れる可能性があります。

※変更になっている可能性がありますので、出資前には必ず各事業者のファンドスケジュールをご確認下さい。

 

トラ子
トラ子

運用終了日から償還までの日数が短いのは

  • アセクリ
  • ビットリアルティ

が7日程度と非常に早くなっています。

 

また、運用終了日から償還日までに日数に日割りで分配金が付くのは唯一、TSON FUNDINGだけです。

短期と中・長期はどっちが儲かる?メリットやデメリットは?

あくまでもリスクを度外視し、想定通りの利回りで運用できた場合は長期を選んだ方が投資効率は良いです。

ただし、デメリットもあるので長期と短期の良い点・悪い点を確認しておきましょう。

長期のデメリットはリスクが大きい

運用期間が長ければ長いほど、大きなリスクを背負う事になります。

たとえば、

  • 事業の経営不振による運営業者の倒産
  • 経済状況や市場の変化による不動産価値の下落

等のリスクを察知しても、原則、中途解約は出来ないので、急にお金が必要になった場合も償還日まで待つしかありません。

トラ子
トラ子

どうしてもお金が必要だけど引き出せない、結果年利18%も出してお金を借りていたら何をしているのか分かりません。

また、償還日まで、まだかまだかと待てないのは余裕資金の範囲を超えてしまっています。

注意

ただし、短期運用だからリスクが軽減される訳ではありませんのでご注意ください。(明日、企業が倒産する可能性もあります。)

長期のメリットは投資効率が良い

ファンドの運用がうまくいっていれば、何も考えずにほったらかし投資が出来てかつ

  • 毎月、分配金が入る
  • または、償還日にまとまったお金が入る

(分配金は毎月支払い、または償還日に一括返還と各事業者やファンドにより異なります。)

等のメリットのほかに、入・出金手数料が少なくて済む利点があります。

トラ子
トラ子

基本的に不動産クラウドファンディングの入金時にかかる振込手数料は投資家負担です。

3年運用なら1回で済むところ、3か月運用なら単純に12回も余計に手数料がかかる事になります。

短期のデメリットは投資効率が悪い

短期のデメリットは何度も繰り返しますが、投資効率が悪いの1点のみです。

たとえば、運用期間3ヶ月で想定利回りが5%と仮定し、

  1. 投資申し込みをし入金をしてから運用開始まで1か月かかり
  2. 運用開始から運用終了まで3ヶ月
  3. 運用終了から償還日まで2ヶ月かかったファンドの場合
  4. トータル6ヶ月間、資金が拘束される事になります。

このファンドに仮に30万投資した場合、資金拘束期間の6ヶ月なら7,500円もらえるところ、実際は運用期間となる3か月分の3,750円しかもらえません。

さらに入・出金手数料やら含むともっと取り分が減ります。

トラ子
トラ子

ATMや窓口から振り込むと手数料負けを起こし、リスクだけを負った危険な投資になる可能性もあります。

不動産クラファンを始めるなら最低限ネットバンキングの口座だけは開設しておきましょう。

参照:ネットバンクの振込手数料比較ページ

 

短期のメリットはより良い投資先に変更できる

短期運用のメリットは資金拘束期間が短いので、より良い投資先が見つかれば変更できるメリットがあります。

ファンドは毎月のように出ていますし、企業によってはキャンペーン付きで好条件のファンドが出ることもあります。

トラ子
トラ子

数あるファンドに投資してきましたが、やはり短期運用の方が人気が高く、募集枠もすぐに埋まる印象です。

まとめ

不動産クラウドファンディングの運用期間は長期と短期で儲かるのは、投資効率の面で言えば長期という事が分かりました。

ただし、短期に比べてリスクが大きくなるのは間違いありません。

また、各ファンドの想定利回りだけを見て選ぶのではなく、

  • 入金からファンド運用開始までの期間と
  • 運用終了から償還日までの期間

の2点は重要なので、投資する企業のファンドごとに必ず目を通すようにしましょう。

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